対人関係のトラブルから解放される「課題の分離」とは
小林いさむ
公認心理師/対人コミュニケーション心理学の専門家
アドラー心理学の考え方の一つ「課題の分離」について。「これは誰が受けもつべき課題なのか」という視点から、「自分の課題と他者の課題を分けて考える」というものです。誰の課題かが不明瞭になっていることで、不必要に対人関係でストレスやトラブルが生じてしまいます。他者の課題に踏みこむことは、自分のためにも相手のためにもなりません。自分の課題か他者の課題かを整理するうえでのポイントは、「その課題について最終的な責任を負うのは誰か?」を基準に考えることです。対人関係のトラブルから解放されるためのヒントにどうぞ。